「ペスト」読了
昨日「緊急事態宣言」が発せられなんか今日も気分が乗らない一日だった。
しかし医師のリウーとペスト対策に奔走するタルーが育む友情が良かった。そして月に照らされた夜の海で二人が泳ぐ場面(P 437 )二人が一言も発することなく帰途についた・・・この場面の裏にまたペストと戦っていくんだということを静かにあらわしていた。
カミュの小説は難しかったが、小説のシーンと毎日TVで報道される各国のリアルな状況とが見事にシンクロするという不思議な臨場感を体験した。
最後のペスト終息の様子。新型コロナウィルス汚染もはやくそうならないかなと、想像しながら読み終えた。
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