魔法をかけられた舌
お正月家族旅行をしたときに阿房直子著「魔法をかけられた舌」が面白いよ、と勧められた。13日図書館で「阿房直子コレクション」を借りてきた。
「魔法をかけられた舌」は何のとりえのない洋吉がレストランのシェフだったお父さんを突然をなくし店をついだものの何もできない。とそこへコックの身なりをした小人があらわれて助けてくれるという話。父の舌に似ず悪い舌だったけど小人におまじないをかけてもらい素晴らしい舌をもらって料理の中にはいっている調味料を正確に把握することができるようになり他の有名店の味も復元していたが・・・最後にお父さんの味を再現するようになるというお話。
小人や魔女や妖精、言葉をしゃべる動物たち・・・この世には決してある筈のないでもひょっとしてそのへんにかくれているかもしれないものが沢山出てくる不思議に満ちた世界が描かれていた。アンデルセンやグリム童話、アラビアンナイトの物語は小さいころ読んだことがあったがまた違ったメルヘンの世界に魅せられた。決して目に見えないものをありありと見えるようにまた聞こえない歌をはっきり聞こえるように書いてあり面白い。
歌っているような薔薇。
カラスと薔薇の話は今までにはなかったが今日借りた「阿房直子コレクション」4~7巻にはあるかしら?
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