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August 31, 2019

「円山応挙から近代京都画壇へ」

東京藝術大学大学美術館で「円山応挙から近代京都画壇へ」展をやってるから見に行こうとHSさんからお誘いがあった。あまり乗り気ではなかったが国立西洋美術館で「松方コレクション」もあることだし・・・とOKした。

Art

ところが鑑賞しだすとあまりの素晴らしさにハマってしまった。円山応挙は「万物の形を写して 気を移すべし」と動物や植物のすがたをありのままに描きながら日本人が昔から持っている心に合う「写生画」を作りあげたと書かれていた。
Peacock1応挙の作品はもちろんだが愛弟子だったという長澤蘆雪の「牡丹孔雀図」が良かった。この作品を所有する静岡県立美術館のホームページには以下のように書かれている。

蘆雪四十代初の制作と推定される本図は、応挙学習が基礎にあることはいうまでもない。しかし本図は静的な応挙画とは対照的に動的であり、この点、蘆雪独自の絵画に発展している。たとえば、孔雀の羽根にかすれた墨線をそのまま残し、玉模様を意識的に変形させ、岩の描写には、蘆雪独特の水墨のにじみを生かした表現を見せている。こうした特異な形態感覚が画面全体に波及し、動感をもたらしているのである。 また、蘆雪の旺盛な好奇心が、本図の様々なモチーフを取り込ませていることも見逃せない。孔雀と牡丹以外に、キンケイ・文鳥・雀・ハッカ鳥・野バラ、空中や花にモンシロチョウ、さらに注意しないと見過ごしてしまうが、地面や花弁に米粒ほどの大きさでアリやクモまでを描いているのである。蘆雪晩年の秀作である。

一昨日見た嶋田忠さんの写真展「野生の瞬間」とは一味違いじっくり鳥の観察をしながら写生を繰り返し絵にしていることに感動を覚えた。

「松方コレクション」はさっと眺めてHYさんと御徒町で出会いランチ。Akiokaランチの後”2k540 AKI-OKA ARTISAN””を3人で歩いた。

 

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