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August 21, 2019

ファーブル先生の昆虫教室

日本野鳥の会主催の探鳥会に参加しているが夏場は鳥が少ないのでリーダーは昆虫の生態について説明してくださる。


今日は体操教室の帰り四谷図書館へ行きジャン・アンリ・ファーブルの「ファーブル昆虫記」(奥本大三郎訳)を眺めた。まず訳者前書きを読むと面白いことが書かれていた。

この本の原題は"Souvenirs Entomotogique"直訳すれば「昆虫学的回想録」だがこの署名を簡潔に「昆虫記」と訳したのは大正期の無政府主義者大杉栄だった。「記」とは中国で言う事実を記録する文章のことで『古事記』の「記」。大杉はどのようにして『昆虫記』を読んだのか?それはファーブルの死後間もない1919年の暮れ。しつこい尾行の巡査を殴ったため懲役3か月の判決を下された大杉は寒い独房で読む本を20冊ほど抱えて監獄に入った。入るとすぐ丸善の新着本であるファーブルの英訳書が5冊差し入れられた。出獄した大杉はフランス語の原書からの翻訳に手を付け始めた。フランス語は陸軍幼年学校と東京外国語学校で学んでいるから独学ではなかった。1922年には第一巻を訳し終えた。彼としてはこのまま全十巻を訳すつもりであったが翌12年憲兵隊によって虐殺された。

前書きは面白かったが本文は難しかった。本の中の奥本氏のプロフィールを読むとジュニア版も出されていることを知り「ファーブル先生の昆虫教室」も借りてきた。


Henrifable

やましたこうへい氏のイラストも面白くこちらの方が身近に楽しく読めそうだ。

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