藤田美術館の至宝:曜変天目茶碗と日本の美
サントリー美術館の招待券をいただいた。
「曜変天目茶碗と日本の美」とあったのでお茶道具の収集品かしら?と思っていた。
明治時代の実業家・藤田傳三郎氏によって収集された茶道具だけでなく仏像、絵画、墨蹟、漆もの、染め物など多岐にわたった展示だった。東京では初めてだそうだ。
国宝の「曜変天目茶碗」は良いものなのだろうけどあまりにもガードされていてその良さが実感できなかった。むしろ「夕陽(ゆうせき)」と名付けられた茶碗に惹かれた。
展覧会の最後には「交趾大亀香合」なるものが展示されていた。傳三郎氏がこだわった香合で氏の亡くなる10日前にコレクションに加わったものだという。その価格9億円!
名品の価値が分からない私にとっては可愛らしい香合としか思えなかった。
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