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July 12, 2015

第36回轍の会

午後二時から国立能楽堂で『轍の会』があった。櫻間金記師と本田光洋師の会だ。

演目は『蟻通』櫻間金記、『素袍落』山本東二郎、『清経 恋ノ音頭』本田光洋。

6月6日午後国立能楽堂大講堂で行われた「能を知る集い」に参加して『清経 恋ノ音頭(こいのねとり)』の見どころについての講義を聞きに行ったこともあり楽しみだった。

『清経』のあらすじは平清経が入水自殺をしその遺髪を家臣が京都の妻へ届けることから始まる。妻は夫が戦死ではなく自殺と聞いてショックをうける。寝枕に夫清経の霊が現れ一部始終を聞かせるというストーリー。

清経ってちょっと精神的に弱い厭世観の強い人物だったのかしら?と私は思ったがそういうことはあまり考えてはいけないらしい。

シテの光洋師演じる清経が笛の音に誘われるように橋掛かりを歩んでくるところが能の幽玄の世界をあらわしているのだろう、鬼気さえ感じた。あの面は何なのかな?光洋師に今度会ったら聞いてみよう。

狂言の山本東二郎師の『素袍落』も楽しい演目。太郎冠者が使いに行ったところで酒を進められ主人への愚痴をこぼしつつ酔っていくプロセス。おつかいから戻って上機嫌の太郎冠者と苦り切っている主人との会話。面白かった。

『蟻通』という演目はどんなのかなと思ったが蟻通神社という社が泉佐野市にあるらしい。紀貫之がその神社の横を通りながらお詣りしなかったことで神様の怒りに触れてしまう話。

囃子方や後見が長袴姿というのも今日の特色。5時20分までじっくり能を楽しむことができた。

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