澤村陶哉
先日Oさんに読んでもらった我が家の丑絵の角皿の後ろの銘は「陶哉」(とうさい)ということだった。窯の名前なのかなでも絵柄はちょっと中国っぽいのだけれど。
「陶哉」を頼りにインターネットで調べてみた。澤村陶哉という陶芸家の名前が出てきた。メールで皿を添付ファイルで送った。返事は初代の澤村陶哉のものであるとのことだった。
きっと我が家の祖先?といっても明治・大正の頃、京都五条の茶碗坂辺りの店でこの皿を買ったに違いない。昔旧家では仏事も吉事も自宅でするのが当たり前で多くの皿が必要だったと思われる。蔵には沢山の皿が残っている。
そめつけ【染付】白色の胎土で成形した素地に,酸化コバルト(呉須)の顔料で絵付し,その上にガラス質の透明釉(釉(うわぐすり))をかけ,1300~1350℃前後の火度で焼きあげた陶磁器の日本での呼称。磁器に用いられる場合が多く,文様は上釉の下で藍青色に発色し,染物の藍染(あいぞめ)に色彩効果が似ているため,江戸時代初期ごろからこう呼ばれた。中国では青花(青い文様の意),また釉裏青と呼ばれる。 染付は中国で元代に大成され,以後中国陶磁の主要な陶技として発展し,安南(ベトナム),朝鮮,日本など東アジアやヨーロッパの陶芸にも大きな影響を与えた。
3代目陶哉さんと電話でお話しした。お互いに先祖を感じた日になったに違いない。
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