「植物が決まった季節に花を咲かせる仕組み」
東京大学の阿部光知先生が東京大学理学部2号館で、花芽形成のメカニズムについて講演された。まず染井吉野の満開は一年の内で何時でしょう!という質問から始まった。3月終わりから4月終わりというのは素人の考えで実は今既に花芽がいっぱいあるのだとおっしゃった。
花成と開花は違うものらしい。植物は毎年決まった時期に私たちが花と言っているものを咲かせるが、それは植物が環境からの情報を利用して花芽形成のタイミングを調整する巧妙な仕組みを備えているかららしい。この仕組みについて最近急速に研究が進み、長年謎であった花成ホルモン(フロリゲン)がついに正体が突き止められた。フロリゲンの研究では,多くの日本の研究者が重要な貢献をしていますが、その中でもフロリゲン解明の鍵となる成果を上げられた立役者のお一人であるらしい。
パワーポイントを使用しての実にわかりやすいでも実際には難しい説明だった。「フロリゲン」というものが花芽を作っていくものだということはわかった。
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