パーマ屋スミレ
出窓に置いておいたヒヤシンスがいい香りを漂わせている。これは確かクリスマスに咲かせる予定だったのだけれど・・・
午後から新国立劇場へ「パーマ屋スミレ」を見に行った。
「焼き肉ドラゴン」以来久しぶりの鄭義信作・演出による作品だ。
九州の炭鉱の町を舞台に物語は展開していく。
炭坑落盤事故によるCO中毒の後遺症に苦しみながらも必死に生きる3姉妹とその家族、男達の物語。炭鉱も閉山されてその中のある者は「北」へ、またある者は関空の建設場所へ、ある者はここに留まるという結末に涙線がうゆるんだ。名も無い人々の物語。なんか「焼き肉ドラゴン」の明るさがあまりなく帰りはションボリ。生きていくって大変なことだなぁとしみじみ考えた。
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