2週間ほど前、堺市役所の観光課に電話をしたらすぐ地図やら資料を送って下さった。それを検討して27日の午後には古墳巡り28日朝にはチンチン電車それから古い町並みを巡ることにした。堺の街は第二次世界大戦で米軍の焼夷弾で焼け野原になったところと焼け残った街がある。焼け野原になったところは道幅も大きく区画整理がなされていた。
27日午後予定通りにレンタサイクルをして3時間くらいかけて10くらい古墳を巡った。もちろん古墳の外側だけ見るのであとで写真を見てもどれがどれやら区別がつきにくい。でも仁徳天皇陵だけはピラミッドと秦の始皇帝陵と並ぶ3大墳墓だけあって周囲も2kmありその規模の大きさに圧倒された。
28日は朝ご飯の前にチンチン電車に乗りに行った。大阪の天王寺から堺をつなぐ電車で阪堺電車だ。「大小路」から天王寺方向の電車に乗り大和川を渡って「我孫子道」の車庫へ。そこを拠点に写真を撮った。電車の車体には色とりどりペイントされた質屋やら病院、はたまたパチンコ店の広告が目を引いた。ワンマンカーで運転手さんは駅に停まると立ち上がって乗客に応対する。それがなかなかいいなぁと思った。








古い町並み案内はボランティアのガイドさんをお願いした。私の希望を話すとそこを中心に案内してくれた。
南蛮貿易が盛んだった頃の陶板がある小学校の塀。

刀の街としても堺は盛んだった。


山口家住宅のお庭にある珍しい四角い手水鉢。

法隆寺五重塔の雷よけの刀はここで作られたそうだ。

懐かしい木の牛乳箱の残る町家。

そしてお昼は「ちく満」で珍しい蒸し蕎麦をいただいた。お蕎麦はもともとは蒸し蕎麦だったらしい。メニューは飲み物以外はこのセイロ蕎麦だけ。天蕎麦とか天ざるなんていうものはない。まず生玉子をお椀のなかで溶き熱々のお汁をいれそこへ熱々の蒸し蕎麦をいれておネギの薬味でいただく。量は「斤」であらわし一斤半というと写真の大小の斤がそれを表している。これが1000円。なんともおもしろいお味だった。建物は瓦葺き和風なお店の両側は蕎麦工場の建物これも変わっていた。

