ゆずのポマンダー
家で実ったのでと友人がゆずを沢山くれたのは去年の暮れだった。この香りが大好きなので吸い口、香り付けなど重宝して使ったのだけれど二つはポマンダーを作った。
ポマンダーとは香り玉のこと。「アンバーのりんご」を意味するフランス語(pomme d'ambre)が語源だという。アンバーグリス(マッコウクジラの腸から取れる龍涎香)の塊を指すのだそうだ。中世ヨーロッパの王侯貴族が香料として珍重し、金や銀の容器に入れて身につけたのが始まり。16世紀頃には果実にクローブ(丁字)を刺したポマンダーが広まったとのことだ。当時は病気や悪臭よけとし用いられたが(風呂に入る習慣がなかったからさぞ体臭が・・・)今は幸運を呼ぶお守りだ。
地震・津波・原発・停電・風評と災難は続くがこのポマンダーに祈りをこめたい。
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