日本人のへそ
岩手県の大槌町の出身だった井上ひさしが2010年4月9日亡くなってこまつ座の追悼公演もファイナルとなった。それが「日本人のへそ」。この戯曲の中で「日本人のへそ」ってなにを意味しているのだろうと観劇中考えた。1968年にはまだ吃音という今は使ってはいけない言葉だがそれがこの戯曲のテーマとなっている。吃音矯正が浅草のストリップ劇場が舞台でおこなわるというのが井上流か?しかしストーリーは二転三転する。またおもしろいのが小曽根真が舞台の袖でピアノを弾いていることだった。彼のピアノ演奏も楽しめるというしかけ。荒唐無稽な展開だったがおもしろかった。
大槌町のひょっこりひょうたん島がモデルとなっている島も大地震でだいぶ姿が変わってしまったようだ。
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